無印MD(Mail Delivery Type)

 ホンダ技研工業が開発した”郵政専用仕様の自動二輪車”。郵政省(当時)とメーカーのタイアップだったという。その後、ヤマハ、スズキも同様の車を開発したようです。
 また、公式発表によると1980年のMD90A型で「一般の追従を許さない、使いやすく安全な高品質の二輪車をほぼ完成させました。」ということになってます。
>公式発表ですから(笑)、突っ込まないように!



当時のパーツカタログより抜粋
昭和46年(1971)登場
  • 特徴
    • Fキャリア(カゴ)に、ライトが直接装着されているのが特徴的。
    • タンク、シートは、ハンターカブのモノを流用しているようす。
    • シート色は”黒色”です。
    • Fフェンダー、フォーク、ハンドルなど前輪部は、CD用を流用しているよう。
      • Fフェンダーには、すでに2段穴が付いている。
      • リヤショックもCD用か?
    • Rキャリアは、当時の市販車と同じようす。
    • 前後タイヤサイズが”17インチ”です。
    • サイドスタンドには、高さの切替えが、まだありません。
    • 郵政カブのおなじみ”バーエンドの重り”は、まだ装着になっていません。
    • メインスイッチは”左サイドカバー”に設置されています。
    • フロントパーキングレバーが付く。
    • ウインカースイッチとライティングスイッチが逆、つまり「右手でヘッドライト」「左手でウインカーとホーン」を操作する。>一般市販の車両と同じ
    • バッテリーは6V車両です。
  • 仮説
    • 市販車、CD、ハンターカブの合作に、郵政仕様(Fキャリア、Fウィンカー)の部品を急遽付けたようにも見えますが。。。

天然色っす

 

財団法人 郵政車両協会刊「くるま」より

戻る