機械式キャブヒーター

　ＭＤ50＆70の「Ｋ1」「Ｚ」「Ａ」「Ｂ」「Ｃ」「Ｄ」およびＭＤ90の「Ｋ2」「Ｚ」「Ａ」「Ｂ」「Ｃ」「Ｄ」に、オプション設定されていた機械式キャブヒーター。
　キャブ自体の形状変化により、各ヒーターは各型専用のものが存在します。（一部互換性あり）

以下画像は、ＭＤ50Ｄ-2 貯保用

• 外観について

パッと見ると、「おや？ターボ装着車…」と勘違いしそうな外見。(-。-;)

• 構成パーツについて

【右側の図】	【左側の図】
【構成パーツは全部で15点ほど】

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• キャブが温められる仕組み（空気の流れ）
  • 上のパイプのゴムキャップ（カバー）を外し、手動式のシャッターレバー（下の下絵参照）を開けると動作準備完了。

外気は上のパイプ（コールドエアーパイプ）を通り、マフラー自体の熱で温められ、下のパイプ（ホットエアーパイプ）を抜けてキャブレター本体に到達します。（外気導入型） 　機械式キャブヒーターは、マフラーの熱を利用したアイシング防止の装置です。排気ガス自体でキャブを温めるのではありません。

キャブヒーターのオン.オフは、このレバーを左右に動かして行います。つまり、切り替えスイッチも（手動）機械式なんです。

＃冬期間以外はシャッタースイッチをオフの位置にして、コールドエアーパイプの先端にゴムのキャップを掛け閉じて外気の流入を遮断します。
＃また、この方式は手動式の切り替えであったり、キャブレターのメンテ時にカバーを外さなくてはいけないなど”手間が掛かる”と不評もあったらしく、その後電磁式のキャブヒーター（Ｈ型以降に装備）に代わってしまいました。